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NSゼミ|初合宿 ①講 大津百町

2018年度グッドデザイン賞受賞

講 大津百町

 

全棟スイートの一棟貸しタイプ5棟と

大きな町家を間仕切りしたホテルタイプ2棟8室

 

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企画と運営は雑誌も発行している自遊人。

事業オーナーは滋賀県竜王町で高品質な木造注文住宅をつくり続ける谷口工務店。

「メディアディレクターでありオペーレーターとしても実績がある」自遊人と、

「社内大工が高い技術力を持つ」谷口工務店。

この二社のメリットを活かしてホテルをメディア化しようという壮大な社会実験が計画されました。

まるで自治体主導のプロジェクトのようですが、

実は民間企業2社が組んで始めた本気のタウン・マネジメント・プロジェクトなのです。

 

 

7棟の建物はどれも築100年前後。古いものは150年近く経っていると推測されます。表面的には問題なさそうでも、実際にはあちこちに問題が隠れています。断熱、防音工事をするということは、一度、完全なスケルトンにすること。それは同時に補強工事を行うことも意味しています。お客様に快適に過ごしていただくだけでなく、今後100年使い続けられるように。それが「講 大津百町」なのです。

(HPより抜粋)

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近江屋でチェックイン

決済の待ち時間は好きな場所に腰を掛け

椅子の座り心地や違う景色を眺めながら

過ごしました

 

ドリンクサービスも充実していて

待ち時間がむしろ嬉しいと感じられる

始まりでした

 

 

一棟貸し 87.8㎡ 「糀屋」に泊まりました

ずらりと並ぶ美しい北欧家具や

照明の数々

入った瞬間歓声が上がります

 

2階建てになっていて

2人ずつに分かれてぐっすり眠れました

洗面台が2台あるのも

女性4人の宿泊には嬉しいポイントです

 

18:00〜20:15

NSゼミ

プロジェクター・PC持ち込みで

事例検討会をしました

 

図面講座で購入してもらった計測器

浅見さんがレーザーポインターとして使えないかと

持って来て下さり

使い勝手の良さにみんなで大笑い😁

 

さすが整理収納アドバイザー

1つのモノを幾通りにも使いこなしてしまいます

京都のお道具屋さん|辻和金網の店員さんも

「1つのモノで3つの使い方をするようにね」と

仰っていた事を思い出しました

 

ほづみさんのプレゼンはいつ聞いても

クライアントを思う優しさに溢れています

 

浅見さんのプレゼンはキーワードが的確です

一言で全体の内容が分かると言っても過言ではありません

 

恵美子さんは忙しかった様で

徹夜で作って来て下さいました

勤続36年間で培って来られた事務能力は非常に高く

パワポの資料はいつも見やすくて分かりやすいのが特徴です

 

アウトプットの場があると力が付きますし

締切があるとやって来た事をまとめる事が出来るので

勉強会は毎回励みになっています

 

21時までは

ラウンジ「茶屋」ではアルコールが無料で頂けるのに

研究発表が楽し過ぎて大幅に延長😉

 

空間が居心地がいいのと

椅子も座り心地が良すぎたのも

理由の一つです

 

とにかく

急いで「茶屋」へと向かいます

 

アメリカ・ニューヨーク在住の写真家

Ellen Kaplowitzさんの写真展が行われていました

 

ここの居心地もとっても良くて思わず長居

 

過ごせる場所がとにかく沢山あって

贅沢で楽し過ぎます

 

21:30〜

講のコンセプト「暮らすように泊まる」に加え

助け合うという「講」の意味も体感したくて

夕飯は自炊をしました

 

と言っても

商店街ツアーで教えて頂いた

美味しいお惣菜を買って来ただけだったりしますが

ご飯とお味噌汁は作ってみました

 

ホテルに用意の無い

ピーラー、飯碗、アイラップ、布巾、手拭きタオル、

お米、雑穀、おだし、味噌

ちょっとした調味料(お塩・ミニ醤油)などは

持ち込みました

 

買って来た食材はどれも大変美味しかったです

なす、小松菜、椎茸、トマトなど

みずみずしくて味が濃くて

身体も人も労ろうと思えました

 

準備と片づけの間に手分けをしながら

個々の入浴タイム

「ありがとね」と言い合いながら

手が空いた人が気付いた事をする

 

居心地のいい人間関係です

 

W1500mmのダイニングテーブルに続くキッチンは

食べ終わったお皿をすぐシンクに入れられるという

動線の良さ

 

キッチン部分は床が150mm下がっており

座っている人と目線が合いやすく

家事をしやすい感じがしました

 

お米は非常時に備える勉強も兼ねて

初めてのポリ袋調理に挑戦

お湯を張ったお鍋の中に

お米とお水を入れたポリ袋を入れて炊くのですが

無事に炊きあがり

しかも美味しくて感動しました☆☆☆

 

お鍋が汚れないのも素晴らしいです

 

お味噌汁は先に作ってボールへ仮置き

お米が炊きあがったらお鍋が汚れていないので

すぐにお味噌汁を温め直す事も出来て大満足

宿泊先でも

家事が上手く行くとやっぱり嬉しい

 

器は赤木明登さんの正法寺椀を持ち込みました

先日お会いしてタメになったお話をみんなにもシェア

色んなことが繋がって行きます

 

日付が変わってから「糀屋」のデッサン開始

2階をデッサンする浅見さん

他のメンバーはダイニングを多方面の角度から

描いてみました

 

気が付けば午前3時

まだまだ起きていたいけど

安全運転をする為に渋々就寝

 

食洗機がお皿を洗ってくれていましたが

すごく静かでビックリしました

 

2日目|AM8:30

朝食は「近江屋」で

商店街ツアーでガイドをして下さった都築さんが

朝食を担当して下さいました

 

夕飯の様な豪華さに歓声が上がります

だけど身体に優しいさっぱりとした

お料理でしたので

むしろたっぷり食べれてしまいました

 

おひつは曲げわっぱ 栗久さんのモノ

名古屋のドーム焼きものワールドで私も購入した際

栗久さんの奥様と色々お話させて頂き

ポストカードまで頂いた日のことを

懐かしく思い返していました

 

この後に茶碗蒸しとうなぎ茶漬けを

頂きました

 

食後は

「思い出しデッサン」に挑戦

宿泊した「糀屋」を1軒丸ごと

思い出して描いてみるワークです

 

見ていたのに思い出せない!

あ〜あそこはどうだったっけ???

 

こういう経験をしてから「糀屋」に戻ると

見るポイントが激変しました

 

「お風呂場は外壁より出てたね」

「ウッドデッキはL字じゃなくてL字に見えてただけだね」

 

それぞれに発見と驚きと

大きな気付きがありました

 

 

1分1秒が惜しく

いつまでもどこまでも話したり描いたり

時を楽しみたいと思わせてくれた宿

 

心の深い部分に

感動が残りました

 

人として

人と支え合えながら生きて行くには…

 

そんな事を考えさせられました

 

素敵な空間にありがとう

 

付き合ってくれたNSゼミのみんなには

もっとありがとう

 

人生で忘れられない思い出が

また1つ生まれました