主人の祖母の四十九日
8時過ぎには出発して岐阜県御嵩町に在る
臨済宗の正願寺へ
祖父の法要では氷が張る位
寒い季節にしか来た事しか無かったですが
春の息吹を感じ
鳥の鳴き声を聞けるこの季節に来れて
新鮮な気持ちでした
帰りがけに「荒川豊蔵資料館」へ
ふらりと立ち寄りました
荒川豊蔵とは
陶芸家であり人間国宝でもあったそうです
石碑に刻まれた禅語の「随縁」
「何でもないと軽視していたことが、
後になってきいてくる。
重要になる。
ついには一生を左右する大事に結び付く。
縁があるのだ。」
1977『縁に随う』日本経済新聞社 P.9より一部抜粋
この言葉を前に
立ち尽くす自分が居ました
荒川豊蔵がその昔
北大路魯山人と一緒に眺めていた茶碗について
どこのものかと探していたら
自分の身近にルーツがあったという様なお話を
お伺いしました
瀬戸市で作られていたと
思われていた茶碗が
志野で作られていたと確信できた
「筍」の絵の「陶片」
400年も前の陶片が
目の前にゴロゴロ転がっていることに
鳥肌が立ちました
居宅の中も見学させて頂きましたが
小川家と似た様な日本家屋で
大きく違う所は
6畳の真ん中に囲炉裏があること
酒を酌み交わす団欒の場所だったそうですが
ダイニングテーブル・椅子・ソファ・
テレビ・テレビボードなど勿論ない
4枚の襖の内2枚は壁と化し
その前に恐らく生活雑貨を入れていたであろう
腰高の箪笥が2竿
モノは少ないけど豊かな生活だったであろう
暮らしぶりを想像していました
暮らしの中心には
人との楽しい食や会話がある
大きなヒントを得た様に
思います
夕飯は「鶏とレーズンの白ワイン煮」
昨日主人にレジカゴに入れられた鶏もも肉がお題
せっかくの日曜日なので作ったことのない料理に
チャレンジしました
美容院帰りの主人に
足りないマッシュルームをお遣いしてもらい
レシピを見せながら
「工程6は終わってるから5をやっておいて」と頼んで
先にシャワーを浴びました
レシピがあると
段取りが分かり
どこが未処理が伝えやすい
フォーラムリーダーの手順とリンクし
これもまた来年へのヒントになりました
充実の日曜日でした