那古亭でお祝い&街茶で一服

文化の日は名古屋駅で過ごしました。昨年監修した「片づけたら1年で100万円貯まった!」のお祝いで頂いたランチチケットを、大変遅ればせながら本日利用させて頂きました。向かった先は鉄板焼|那古亭。ピカピカに磨かれた鉄板の周りには、調理道具が綺麗に収納されていてうっとり。目の前で会話をしながら料理が完成して行く時間は、とても贅沢で楽しかったです。美味しいものは人に躍動感を与え、饒舌にし、心を開放してくれるものだと感じました。仕事が立て込む時期には一番皺寄せが行ってしまう主人。励ましたり相談にのってくれたり、いつも助けてくれる運命共同体の彼が、楽しそうに過ごしてくれるのは何よりです。「温泉卵の様な味がします」と説明されたお塩はその通りで、行ったばかりの別府との繋がりを感じました。ガーリックチャーハンには、驚きの青じそ入り。〆のご飯でありながら、香り良く食欲をそそられる青じそに「始まり」を連想したりもしました。人生80年の半分が終わり、後半を走り始めた自身と重ね合わせたりして。監修祝いなのに、誕生日祝いやら出版祝いやら、自分の都合のいい様に絡めて、美味しい時間を堪能させて頂きました。1/3はカリッと焼き上げてくれたご飯を上に乗せてくれるのには感動しました。同じ食材の中に違う食感を楽しませてくれる一手間に感謝。こんな風に厚みのある人間になって行きたいものです。とても幸せなお祝いを下さったMさん。本当にありがとうございました♡

 

続いてKITTE NAGOYAへ。「やっとかめ文化祭」の1つである、街茶|MACHI-CHAへ行って来ました。企画|長谷川まみさん。お菓子は今回の茶会の為に特別に作られた、両口屋是清の「歩知(ぽち)」。テーマ性のある形や銘のお話を伺えるのも、楽しい時間です。

 

水野しづさんのお茶席では、野点の様な雰囲気で楽しんで欲しいというコンセプトの元、面白い見立てが幾つも出て来ました。中でも蓋置に見立てたひし形の天然石は、エジプトで発掘されたとかで、氷の様に結晶が美しく、私達の心をときめかせてくれました。長谷川竹次郎作の菓子器は、3人掛かりでヨイショと持ち上げる姿が何とも可愛らしく、風炉もこれに合わせてデザインされたとか。花入は長谷川まみ作の青銅掛花入。満月の様にも見える穏やかさの中に、一輪の花が可憐に活けられていて、いつ見ても素敵だなと思います。

 

心も身体も栄養で満たされた、文化の日でした。