少し遡り5月8日(日)
長野滞在2日目
三谷龍二さんの10cm主催
土を掘って、成形して、野焼き。
土器作家 熊谷幸治さんと一緒に、土器をつくるワークショップに参加させて頂きました。
前回に引き続き今回はいよいよ野焼き
身近にあるモノで暮らしの道具が仕上がって行く過程
とても興味深く楽しい時間でした
1週間経っても胸に残っている言葉は
どんどん作って 壊して また作る
そうしないと上手くならないし
執着しない方がいいということ
作ってみて感じたことは
どんなに下手でも不成立な形でも
手間暇掛けて作ったモノは可愛いということ
松本まで来て作ったという労力的な想いも邪魔して
土器をなかなか客観的に眺められず
壊れて欲しく無いという気持ちは
執着なのか愛着なのか…
そんなことを幾度となく感じていました
だからこそ先生の潔い言葉は胸に響きました
モノが壊れやすかった時代は強度があり耐久性の高いモノへ憧れを抱き
研究や進展へと繋がったことと思います
現代はと言うと
壊れにくく安価なモノが沢山あり過ぎて
むしろ壊れやすいモノを相手にした方が
感性が揺さぶられる感じがします
先生が手土産として作って下さった土器2つ
薄く仕上げて下さった為か日毎に壊れてしまい
「庭に撒いて来るね」という主人の言葉にもハッとしました
そっか
土だから庭に返せばいいのですね
「不燃ゴミ」という選択肢が脳裏をよぎる自分を恥じました
シンプルな作りのモノは役目を果たした後もシンプルに幕を閉じます
WSの後はレストラン「みたに」へ
中村好文さんの建築です
新緑を部屋の中に引っ張って来た様な美しい風景に
思わずため息をついてしまいます
貴重な経験をさせて頂きありがとうございました
とても勉強になりました
くく