主人のプランニングで東京へ
白洲次郎と白洲正子が暮らした家「武相荘」へやって来ました
白洲次郎は日本国憲法の設立に深く関わられた方
白洲正子は民藝・着物・料理など「ほんもの」を求めて
幅広いジャンルに渡り精通された方
お二人がどんな風に暮らされたのか
垣間見れる時間となりました
白洲次郎の言葉の中で
家は暮らしてから不具合が出るもので
今日はこれがベストと思っているけど
明日はまた変わるかも知れないという意味合いの部分に共感しました
終わりなき理想に向かって
何十年も掛けて
家族と共に改善し続ける
それが「暮らす」=「生きる」ということなのかも知れません
ランチのエビカレーは白洲正子家で定番だったメニューだそうです
グリーンピースの冷製スープ
苦手な方でも飲めてしまうという定員さんの雑談に納得です
全てシェフ手作りの薬味 特にハーブ仕立ての玉ねぎピクルスが美味
待った分だけさらに美味しい
小金井市にある「江戸東京たてもの園」
現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物が移築されています
最初に伺ったのは「前川國男邸」
日本の建築家・自邸となります
広島だと紀伊國屋書店
名古屋だと森永キャンデーストア名古屋広告塔を手掛けられた方だそうです
戦時中の竣工ということで
建築資材の入手が困難だったそうですが
お弟子さん達からは最高傑作と支持されている建物です
「制約」の中でベストを尽くす
過酷な条件が加わることでいいものが生まれるのか知れません
書斎の収納庫は奥行き50cm程で
衣類を掛けられるポールハンガー・下段には造り付けの引き出しがあり
非常に使いやすそうな奥行きと幅でした
洗面所も扉で隠せることが出来るのでしょうか
ダイニングテーブルとキッチンを繋ぐ小さな窓
裏方はほとんど見えない目隠し機能を保ちながら
配膳だけはスムーズに行えるという小窓が素晴らしい
L字型のキッチンは動線がスムーズそうで
小ぶりな冷蔵庫を見ながら「実はこれ位で足りるのかも」と
空想にふけっていました
吹き抜けの居間を中心に
コンパクトにまとまったご自宅
大変素敵でした
押入れに棚板が付いているのいいですね☆
箪笥が押入れにスポっと入っているのも感動しました
サイズさえ合えば引き戸を外して入れてしまえばいいのか
なるほど
キッチンのシンク下は扉が無く
漬物樽なんかがそのまま入れられる様になっていました
冷蔵庫を置くスペースが見付けられず
当時は無かったのかも知れないです
ご飯が「釜戸」の時代ですものね
三井八郎右衛門邸
贅を尽くした邸宅です
キッチンの広さは圧巻
料亭の様な居間は立ち尽くしてしまいました…
茶室は四角い竹の柱が使われており
細部にまでこだわりが見られるお宅でした
細い線は日本人の繊細さを表していますね
美しかったです
久しぶりの東京の夜景
大満喫な東京1日目でした
運転は主人が一人でしてくれました
どうもありがとう☆